ちょっとゴルフ業界は寂しい。

フランス政府は「テロ警報アプリ」を発表しました。自分のいる場所の周辺で何か起こったり、さらには他の登録場所(自宅、職場、子供の幼稚園など8つまで)の警報アラームを受けるとこができます。「ゆれくる」のバージョン違いという認識ですかね。フランス政府さすがに早い対応だと思います。日本も放射能情報アプリとかそれこそ「ゆれくる」を政府主導で行えればもっといいのに。トップダウンで何かをやっている印象が一切ないのは僕の気のせいでしょうか?別に金に汚い、せこいのは構いませんが、仕事はしっかりやってくれよと言うのが僕の意見です。そこらへんマスコミの皆さんもしっかり仕事お願いしやす。ちなみにアプリはアンドロイドでもあります。

今日はこんな記事から。フォーブスの「世界でもっとも稼ぐスポーツ選手」から。1位クリスティアーノ ロナウドの94億円を始め、2位メッシ、3位レブロンジェームスと続いているわけです。これを見て思うのはやっぱりアメリカのスポーツビジネスってすごいなと思うわけですね。経済的な規模ももちろんそうですけど、野球、アメフト、バスケってほぼアメリカ独占ですよね。これはやっぱり感心すべきポイントです、毎年。

気になったのはタイトル通りゴルフで、ゴルフ業界は8位がフィル ミケルソン、9位スピース、12位タイガー、17位マキロイ、69位ジェイソン デイと、まあスカスカで、ミケルソンとタイガーに関しては去年何もしていないのにランクインしちゃっているわけですね。ちなみにタイガーはこの過去15回のランキングのうち、12回首位です。単純にダントツ。そして、生涯獲得賞金ランク2位はミケルソン。二人とも生けるレジェンドです。とりわけミケルソンには全米オープンを勝ってもらって、生涯グランドスラムを達成してもらいたいもの。ただそれ以外がちょっとスカスカですよね。もうちょっと入ってきてもらわないと困る。現在、ゴルフ界は若手の混戦を極めております。スピース、マキロイ、デイの20代最強の三人で突出して抜け出している人がいない。【ポストタイガーウッズ・戦国時代】に突入しています。

個人スポーツなので、自身の調子が結果に全て反映される分、難しい面もあります。テニス同様、他のスポーツに比べてエキサイティングな面も少ない。テニスは女子が盛り上がりますね。女子ゴルフはなぜか盛り上がらない。ここは日本と状況が逆です。トンプソンには是非頑張ってもらいたいものです。

ちなみに昨年のトップはメイウェザーで367億円。今年のロナウドの約4倍です。2位はパッキャオ200億円。ボクシングってなんでこんなにすごいんだ!?まあ命削っているからか…ちょっと調べる価値がありそうですね。

日本のサッカー人口の比率っていびつじゃない?

先日、キリンカップ決勝ボスニア戦が行われました。日本は飛車角落ち、ボスニアもPjanicを始め中心メンバーが何人かいなかったようですね。よくはわかりませんが。つまり両チームの総力or層力が問われる試合になりました。結果はご覧の通り逆転負けでした。ディフェンス面でのプレスなどはかなり良かったものの、「単純」な攻撃にやられてしまいました。ちなみにFIFAランク日本は53位でボスニアは20位。ボスニアは格上になるわけですね。

フィジカルも当然強いし、体を反転させて前を向いたり、ボールコントロールも非常に上手。つなぐサッカーも当然出来る。しかし、日本のプレスをキツイと感じた瞬間にロングボールでドン。シンプル is the ベストですね。勝つために非常に合理的です。やはりこの辺の勝利に対する柔軟さor潔さは十分に学んでいかなければですよね。試合のテンポやリズムをうまく操って、相手のバランスを微妙に崩す。ヨーロッパの中では中堅チームなボスニアですが、あの手この手を使って戦っているのが現れた試合だったと思います。

サッカーで強豪国になるためには、その「あの手この手」を使われても耐えうるだけの力がチームに必要になります。さらに、研究し尽くされてもそれを跳ね返さなければいけない。主力が抜けてもなんだかんだで勝ち上がらなければなりません。強豪ってそういうことですよね。現代サッカーにおいてまず「個のちから」ありきでFor the teamのプレーが求められます。個人的な印象では日本は逆になっている印象です。チームプレーは頭一つ切り替えれば適応していくことができますが、前者に限ってはやはり子供の頃から培った部分が大きいのではないかと思うんです。子供の頃から「あの手この手」を考えさせる、その上で自分で練習する。日本はもっと下の世代のカテゴリーの教育をサッカー協会が先導していく必要があります。あの最強のドイツでさえそうです。一時世界ランク1位になったベルギーもそうです。

ここら辺に僕は「部活主義」の限界を感じます。下のカテゴリーではお互いがライバルでいいのですが、それはあくまで教育の一環でなければならない。疲労骨折とか本末転倒なわけです。冬の選手権を人生のピークに持って行ってはならない。大半の人がそうなってしまうと反論もあるかもしれませんが、その年齢の子は成長期です。すべての人は18歳以降も成長できます。大学に行きながら、働きながらサッカーできます。イングランドのバーディーだってそうしてました。これは全く言い訳にならない。逆にそういう環境をサッカー協会が作っていくことも非常に大事なんです。高校生でサッカーをやっていた人口に対して、最も伸びる20代でプレーしている比率が低すぎます。高校サッカーで燃え尽きるのはダメ。

少し古い2006年のデータがFIFAのサイトにありました。ここでは世界のサッカー人口を見ることができます。ここに各国のサッカー協会登録者数(全体とユース)が見れます。そのデータから全体/ユースの比率を単純計算すると…

  1. ドイツ 2.94
  2. イタリア 2.75
  3. イギリス 1.85
  4. フランス 1.73
  5. 日本 1.65

意外と差がつきませんでした…しかし、ドイツとイタリアの圧倒的なおっさんどものプレー人口には驚かされますね。日本はおっさん世代のサッカー人口は当然少ないですし、まだまだ歴史が浅いので、これだけでは当然結論は出せませんが、参考にはなると思います。ちなみに過去20回のワールドカップでイタリアとドイツで4回ずつ優勝してます。イギリスとフランスは1回ずつ。先の2チームはなんだかんだでサッカー先進大国です。イタリア人のおっさん達はマジでサッカー強いっす。

ちなみにこれを書いてる時点でのガゼッタのトップはボスニア ヘルツェゴビナ代表のPjanicのユーべ移籍話。まだ確定ではありませんが、日本との試合には1ミリも触れられていません。もっともっと強くならないといけないですね。

写真は先週の土曜日にアスコリという場所でイタリア人相手にサッカーしてきた時のものです。やっぱり強い相手とサッカーやるのは楽しすぎる。おっさん達なのに勝てない。相手は走れないのに勝てない。ガタイ良くて、デブだからフィジカルで勝てない。ボールを止める、狙い通りのところに蹴る、チームでゴールにボールを運ぶ。これがサッカーの本質。

最高の指導者(書評)

日本代表キリンカップが行われました。初戦7-2で勝利。なんだか違うスポーツかのような結果になりましたね。ブルガリアはヨーロッパで中堅のチームですが、ユーロにも出ないし、シーズン終わってすでにバカンスモードだったんですかね。真剣にやる意味もなかったのでしょう。試合自体は見れませんでしたが、後でチェックします。気になるのはやはり新顔。今回も初出場の選手が何人かいますね〜。

さて、民主主義ってダメなんじゃないかって高校生の頃から疑問に思っている僕ですが、じゃあ何ならいいんだよって言われても、明確な答えは出せていません。でも常に何かしらいい方法はないかなあってぼんやり考えているつもりです。最近になってシンガポールの建国の父と言われるリークアンユーが気になったので、「リー・クアンユー、世界を語る完全版」を読んでみました。昨年に亡くなってはいるのですが、彼は半ば独裁的にシンガポールを先進国に引き上げた人です。そりゃ内外から批判もたくさんありますが、結果を残しました。独立してからわずか数十年でシンガポールの一人当りGDPを世界トップクラスまで引き上げました。

彼は物事を客観的に捉えるのが非常に上手で、他国を分析しながら、自国のポジショニングをしっかりと見極め、政治を行ってきました。日本やアメリカ、中東、中国、ロシアなど、これからの世界情勢を考える上で読んでおけば非常に参考になります。各国のリーダーがこぞって彼にアドバイスを求めたというのも頷けます。

彼の精神は「プライドのある独裁」。ある意味これって、一番の理想なんじゃないかなあと思います。まず、語弊を恐れず言えば、独裁だから、足を引っ張り合うことがない。政治の世界なのでゼロではないと思うのですが、とはいえ、まさに政治版ジョブスですよね。目的に向かって一気に突き進む。反対する者を吹き飛ばしながら。でも、彼には確固たる哲学があったからこそ、ついて来る人がいたし、結果も出た。全員がハッピーなんてありえないんですけど、確かに他の人が持っていない何かがあったわけです。仮に彼を「シンガポールで政治的な能力を一番持っている」とします。すると、単純に国内で彼よりも能力ある人はいないということになりますね。ざっくりで申し訳ないんですけど、政治的な能力を「国民を幸せにできる力」とでもしておきましょうか。だとすれば、彼の理想のために周囲が必死に動けば国(民)が一番幸せになれるわけですよね。

当然、問題はその能力の持ち主をどう見極めて、どう、その人のビジョンを実現するのか?ということにはなるんですが、理論上は理に適っているのではないかなと。

ただ本当の問題はこの後で「ポストレジェンド」だと思うんですよ。アップルにしてもシンガポールにしても。ただでさえ大成して、組織が大きくなって小回りが利きづらい。そして、彼ら並みのリーダーを見つけるのも至難の技。この一見手詰まりの中でどのように組織を動かしていくのかが、課題ですね。決してソニーみたいになってはならない。後継者を育ているor発見するってやっぱり大事なことですよね。そこらへんは注目です。

先週末に今年初海行ってきました。まだ水が冷たかったけど、気持ち良かった〜。

ブランドストーリーって…(哀)

チャンピオンズリーグも終わりましたね。アトレティコはまたしても快挙ならず。2年前も本当に感動しました。今年も本当に感動しました。あそこまでチームを纏められるシメオネは名将であり、闘将なのでしょう。レアルの得点がオフサイドであっただけに、とても悔やまれます。この点においてはサッカー界は変わらないといけません。ビデオ判定は当然として、ラグビーのような一時的退場、そして、インプレー時間の確保。この三つは最低限です。他のスポーツの良いところはどんどん取り入れるべきです。またFK時のスプレーなどはサッカーのオリジナルでとてもいいと思います。

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