UX優先の企業姿勢

昨日はダービーでした。先週に恐ろしいフィジカルのフランクフルトに完敗したインテルが、すごくやり易そうにプレーしていたのが印象的です。3/4位争いのミラノダービーは何年振りでしょうか?感無量です。ただ、もうちょっとミランの前線のプレスどうにかならないかね…(以下自粛)

話は変わりまして、ミラノには東京とは全くレベルの違うカーシェアリングが存在します。ミラノは基本的に路駐なので、そこら中に乗り/捨て放題です。一度使うと本当に便利で、市内の移動、特に電車やバスが少ない深夜は本当に助かります。日本は路駐が難しいので、これをコピーするのは不可能です。真似しろとは全く思ってません。そこで真似して欲しいのは「企業姿勢」です。

カーシェリングはいくつか存在していて、SmartのCar2Go(台数不明)、FiatのEnjoy(670台)、BMWのDrive Now(500台)等があります。この3つがメジャーです。ざっくりなシステムはオンラインで登録して、スマホのアプリで車を地図上から探して、予約して、暗証番号入れて、ロック解除して、乗って、捨てる。それだけ。長々してるように見えますが、超シンプル。そんな中、2月の下旬より、Car2goとDrive Nowのアプリが提携し、どちらの車も地図上に見えるようになりました。

どちらのアプリにも両方の車がどこにあるのかわかる。

登録は別々にしないとダメですし、他方の車を選択すると自動的にもう一つのアプリに飛ばされるので、劇的に便利になってはいないのですが、このような施策は非常に好感が持てます。ライバルが互いのシステムを共有とか日本ではあまり見られない光景ですよね。さすがドイツ!と言っていいのかわかりませんが、日本の企業も見習ってはどうでしょうか。

個人的には漫画とかを各社が協力して、一つのアプリに納めて、オフィシャルに売れば、世界中で飛ぶように売れると思います。かなりキンドルに持っていかれていると思うし、アニメはnetflixに完全に持っていかレテますよね。もったいな。iphone/android→Netflixで2重に税金を取られてるね。

カバー写真は先週に行った、ガルダ湖のアグリツーリスモ。思ったよりハイジっぽくて最高でした。