イタリア一番の金持ちは誰だ?

超ストレートなタイトルになってしまいました。本日は甲子園球児が有料(500円)舞台に上がったことで、処分が検討されているというニュースを見て、「そもそも何で高校生がお金を稼いではいけないのだろう、今は高校生が起業する時代なんだから別にいいんじゃね」って思い、イタリアの若手起業家はどんな人がいるんだろうと思って、Forbes Italia U30 のサイトを覗いてみたいらなんと、

「Oops、サイトがありません」

って、まさかの奇跡が起きまして、じゃあ国内のトップは誰なんだよということでtop3の紹介。ちなみにイタリアで金持ちのことを「Paperoni」と言うらしいです。Paperoはガチョウでそこから派生してます。なんだろうと思ってググってみるとドナルドダックのおじさんスクルージ・マクダックが出てきます。設定で世界一の長者でした。過去にはForbesのフィクション版世界長者番付けの1位になってる。そんな存在あったのか。それでは2018年のデータですが、ここ数年ほぼ変わってない。

1位:Leonardo Del Vecchio 208億ドル(約2兆2800億円)

Luxotticaの創業者。この会社はサングラスの有名ブランドを大体持ってます。ずるいです。レイバン、ペルソル、オークレイ、その他高級ブランドのライセンスもほぼ持ってる独占状態。マジでエグい。ちなみにスポーツの時はSwansのサングラスを僕は愛用してます。

2位:Giovanni Ferrero 207億ドル(約2兆2700億円)

わずか1億ドルでの僅差で2位。彼は1946年創業お菓子メーカーのFerreroのCEOで創業者の孫です。Ferreroと言えばNutellaですね、あとKinderシリーズ。他にもチョコ系がめっちゃ強い。今では日本でもNutellaが正規輸入されているので、お土産に買っていけなくなりました。Slowfoodやワインで有名なピエモンテ・アルバにあります。ファストフードではないから矛盾はしてないのかな。

3位:Stefano Pessina 119億ドル(1兆3000億円)

ちょいと離れてWalgreens Boots AllianceのVice president 兼CEO。 この会社はWalgreens(米)とBoots アlliance(スイス)が2014年に合併してできた会社で売上は1300億ドル。日本のドラックストア市場規模が約600億ドル。デカイよ。

以上、3位まで。1兆円以上持っているのもこの3人のみ、ここからアルマーニだったり、ベルルスコーニだったり続きます。電化製品のデロンギやファッションブランドのディーゼルの創業者もTop10入り。日本の長者番付と比べると孫さん(2,29兆円)、柳井さん(2,21兆円)、サントリー佐治さん(1,88兆円)、キーエンス滝崎さん(1,84兆円)と上位陣を見るとかなり互角。ただ分野が違うから見ていてお国柄が出てるって感じです。ちなみにGDPを見ると日本の方が倍以上あります。

ForbesのUnder30の雑誌が手に入ったらまた紹介します。

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