フットサル、サロンフットボール、カルチェット

ようやく、ようやく本田君ゴールを決めてくれました。リーグ戦1年4か月ぶり、ちょっと長過ぎたね。運良く見に行ってました。キックの調子が良かった。アシストも良かったけど、それにつながった最初のシュートがナイス。やはりサッカーはボールを蹴る技術が最後にモノを言います。まあベストイレブンはご褒美だね。これからイタリア杯の準決勝、リーグ戦も佳境に入っていくのでここからが勝負。ただ、あれだけ批判的だった世論をひっくり返すのは並大抵のことじゃない。これは本当にリスペクト。これをいかに続けられるか。次はナポリ戦。ミランのチームとしての進化が問われます。

さて本題。フットサル日本代表のW杯出場の可能性が消滅しました。非常に残念なニュースであります。前回はキングカズが代表入りしたりして、少し賑わっていましたね。今、行われているアジアカップで5位以内に入ると、W杯に出場できるシステムです。準決勝でベトナムに敗れ、敗者復活戦でキルギスに敗れました。同級生やら先輩やらがいたりでニュースは常にチェックしていただけに非常に残念。。。泣

実は私、小学校はサロンフットボール部でありまして、フットサルは非常に長い事やっております。サロンフットとフットサルはほぼ同義語でいいです。ちなみにイタリアでカルチェットって言います。フットサルはサッカーと比べると非常に地味ですが、サッカーに劣らない魅力的な競技で小さい頃は絶対にやっておくべきスポーツであります。その理由は以下、

  1. たくさんボールに触れられる
  2. サボれない
  3. 狭いコート、多い人数

と、いったあたりですかね。たくさんボール触れられるということは「テクニック」が身につく。たくさんボールに触れられるということは、敵も非常に近いわけで「体の使い方」「空間把握能力」がさらに身につく。実は競技においては後者の二つのスキルの方が大事なんですね、レベルが上がれば上がるほどに。なぜならフィジカルが上がってくるから、そこができないとテクニックの勝負まで辿り着けない。世界に出ればなおさら。サボれないというのはチームプレイにおいて非常に重要で、メンタル鍛えられます。

最初の要素と被るけど狭いコートで大人数、サッカーのコート(22人)の広さでフットサル4コート(40人)分取れるわけ。経済的。日本だとビルの屋上にフットサルコートはあるけど、サッカーコートはない。技術的には「判断スピード」と「俊敏性」が鍛えられる。実はこの要素はサッカー日本代表を見ていて全く足りない部分。判断が遅い。すると結果的にプレースピードが遅くなって、ノロノロしてるように見てるわけ。フットサルはチンタラ考える時間ないし、ワンタッチでプレーがどんどん進んでいく。ワンステップでボールを強く蹴らないといけないし、強いパスを正確にトラップしないといけない。いくらボールが違うとはいえ、それをスピートが伴った状態でプレーしないとダメ。

これが勝負に対してどういう意識かというと、常に「シュート」を意識しないといけないわけ。敵陣入ったらまずシュート。目の前の相手をかわしてシュート。これが鉄則。この感覚とスキル。日本人の苦手な部分です。フィジカルも必須。なんせ相手との距離が近いから。相手を背負って、体で弾いて、強いシュートを早く打たないといけない。これ日本人にとっては大変ね。そして、「ミス」が許されない。攻撃しながら取られたらほぼ終わり。そんな緊張感はサッカーには意外と少なかったりする。

実は世界との壁はサッカーよりフットサルの方が高いんじゃないかな。世界のトップレベルの試合を見てて、フィジカル、技術、スピートが圧倒的に違うもん。日本はサッカー上がりの人が多く、南米、ヨーロッパはフットサルエリートが多い。まあレベルの差があるのはしょうがないね。

点が入る分、試合がよく動くし、パワープレイがあって、最後に逆転が起こりやすい。コートが狭い分ダラダラした試合になりにくいし、インプレーだから時間稼ぎもできない。面白いぜ〜

 

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