日本人はフィジカルで負けているのか?

サッカー日本代表がW杯アジア2次予選を無事に通過しました。アフガニスタン戦、シリア戦、両試合共に見ました。両国ともポテンシャルあるなーってのが感想です。アフガニスタン、シリアは、共に国の状況がいいとは当然言えません。そもそも国の規模も日本の半分以下、スポーツの環境が整っているはずもないと思います。結果は共に5-0でしたが、個々の身体能力は非常に高い。1対1の場面で負けている場面は多くありました。彼らがスポーツに打ち込める環境が整って、教育レベルが上がれば、どうなることか…僕は今から怖くて仕方ないですね。どなたかが言ってましたね。「最後は個の力」と。

この2戦でも多くありましたし、メディアでも言われていることですがカウンター対策が必須です。しかし、ポゼッションで勝る日本はある程度カウンターを受けざるをえない。カウンターを受けない方法を考えるより、カウンターを受けても問題のない個の力をつけるべきです。その方法論というか、教育が圧倒的に足りないというのが日本サッカーに対する印象です。球際の弱さもそこからくる部分も多少はあるかなと。体の使い方がうまいって言える人が少ない。

ここで本題。日本人はフィジカルで負けているのか?僕は絶対にそう思いません。単純に陸上短距離で黒人の次に早いのはモンゴロイド。末續選手は世界陸上200mでメダルとってるし、北京五輪の400mは見事に銅メダル。長距離だって決して弱小ではない。そして何より、昨年のラグビーW杯は素晴らしい結果を残しました。どの競技もサッカーに比べてフィジカルが非常に重要なスポーツ。他にも素晴らしい例はたくさんあります。

サッカーであれば中田ヒデや長友佑都。野球であれば間違いなくイチローでしょう。スピードスケートの清水宏保やらハーフですが室伏広治も確実に参考になる。彼らの共通点は自分でトレーニングメニューを考え、実践する。武井壮だって十分にプロスポーツ選手の研究対象だと思います。ここら辺を研究している選手がどこまでいるのかは代表の試合を見ていて非常に疑問です。

日本には古武術やら柔術やら整体やら何やらがたくさんある。独自のスポーツ理論もたくさん。例えば4スタンス理論やPNFCなどめちゃめちゃ興味深いです。これをメジャースポーツで取り入れて結果を出して、世界に売り出すべきです。4スタンスとかは世界を変える大発明だと思うんですが、いかが?

フィジカルをやみくもに筋トレしてokという時代はすぐに終わります。イチローが言うように大事なのはバランス。スポーツによって必要な筋肉量は違うのは当然ですが、「自分の体を知る」ということが一番大切なわけですね。そして、何が足りないのか。極論チーターの骨格に馬の筋肉量はいらない。室伏広治だって、筋肉量は他の選手に劣るが、世界でしっかりと結果を残している。欧米人とは違う日本のやり方=「オリジナリティ×日本人の真面目さ」。これが、世界で戦い続けるために必要条件だと思います。

以下の動画のPNFCだってまだまだ発展させる余地があるはず。超可能性ある。日本人は特にリズム感ないし。ロナウジーニョがこれを上手にこなせるのは誰でも想像できる。

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