日本のサッカー人口の比率っていびつじゃない?

先日、キリンカップ決勝ボスニア戦が行われました。日本は飛車角落ち、ボスニアもPjanicを始め中心メンバーが何人かいなかったようですね。よくはわかりませんが。つまり両チームの総力or層力が問われる試合になりました。結果はご覧の通り逆転負けでした。ディフェンス面でのプレスなどはかなり良かったものの、「単純」な攻撃にやられてしまいました。ちなみにFIFAランク日本は53位でボスニアは20位。ボスニアは格上になるわけですね。

フィジカルも当然強いし、体を反転させて前を向いたり、ボールコントロールも非常に上手。つなぐサッカーも当然出来る。しかし、日本のプレスをキツイと感じた瞬間にロングボールでドン。シンプル is the ベストですね。勝つために非常に合理的です。やはりこの辺の勝利に対する柔軟さor潔さは十分に学んでいかなければですよね。試合のテンポやリズムをうまく操って、相手のバランスを微妙に崩す。ヨーロッパの中では中堅チームなボスニアですが、あの手この手を使って戦っているのが現れた試合だったと思います。

サッカーで強豪国になるためには、その「あの手この手」を使われても耐えうるだけの力がチームに必要になります。さらに、研究し尽くされてもそれを跳ね返さなければいけない。主力が抜けてもなんだかんだで勝ち上がらなければなりません。強豪ってそういうことですよね。現代サッカーにおいてまず「個のちから」ありきでFor the teamのプレーが求められます。個人的な印象では日本は逆になっている印象です。チームプレーは頭一つ切り替えれば適応していくことができますが、前者に限ってはやはり子供の頃から培った部分が大きいのではないかと思うんです。子供の頃から「あの手この手」を考えさせる、その上で自分で練習する。日本はもっと下の世代のカテゴリーの教育をサッカー協会が先導していく必要があります。あの最強のドイツでさえそうです。一時世界ランク1位になったベルギーもそうです。

ここら辺に僕は「部活主義」の限界を感じます。下のカテゴリーではお互いがライバルでいいのですが、それはあくまで教育の一環でなければならない。疲労骨折とか本末転倒なわけです。冬の選手権を人生のピークに持って行ってはならない。大半の人がそうなってしまうと反論もあるかもしれませんが、その年齢の子は成長期です。すべての人は18歳以降も成長できます。大学に行きながら、働きながらサッカーできます。イングランドのバーディーだってそうしてました。これは全く言い訳にならない。逆にそういう環境をサッカー協会が作っていくことも非常に大事なんです。高校生でサッカーをやっていた人口に対して、最も伸びる20代でプレーしている比率が低すぎます。高校サッカーで燃え尽きるのはダメ。

少し古い2006年のデータがFIFAのサイトにありました。ここでは世界のサッカー人口を見ることができます。ここに各国のサッカー協会登録者数(全体とユース)が見れます。そのデータから全体/ユースの比率を単純計算すると…

  1. ドイツ 2.94
  2. イタリア 2.75
  3. イギリス 1.85
  4. フランス 1.73
  5. 日本 1.65

意外と差がつきませんでした…しかし、ドイツとイタリアの圧倒的なおっさんどものプレー人口には驚かされますね。日本はおっさん世代のサッカー人口は当然少ないですし、まだまだ歴史が浅いので、これだけでは当然結論は出せませんが、参考にはなると思います。ちなみに過去20回のワールドカップでイタリアとドイツで4回ずつ優勝してます。イギリスとフランスは1回ずつ。先の2チームはなんだかんだでサッカー先進大国です。イタリア人のおっさん達はマジでサッカー強いっす。

ちなみにこれを書いてる時点でのガゼッタのトップはボスニア ヘルツェゴビナ代表のPjanicのユーべ移籍話。まだ確定ではありませんが、日本との試合には1ミリも触れられていません。もっともっと強くならないといけないですね。

写真は先週の土曜日にアスコリという場所でイタリア人相手にサッカーしてきた時のものです。やっぱり強い相手とサッカーやるのは楽しすぎる。おっさん達なのに勝てない。相手は走れないのに勝てない。ガタイ良くて、デブだからフィジカルで勝てない。ボールを止める、狙い通りのところに蹴る、チームでゴールにボールを運ぶ。これがサッカーの本質。

デリバリー革命

Duomoの前では明日のチャンピオンズリーグ決勝に向けて大型スクリーンが設置されています。パブリックビューイングが可能になると思われます。そして、サッカー界の話題はその後のEuro2016とCopaアメリカですね。イタリア代表の30名が招集されました。最終的には23人にまで絞られます。それにしてもイタリアはスターがいないこと、いないこと。寂しい限りです。しかも、2006年のW杯優勝、そして2012年Euro決勝の惨敗以来、大きな大会に参加してたの?っていう結果しか出せていない。そんな状況で日本のサッカーを否定されても何とも思いません (個人的に色々言われる)。ただ、DF陣はなかなか豊富ですし、こういう時の方が強かったりします、この国。見守りましょう。

さてちょっと前にNPでこんな記事を目にしました。日本の外食産業の未来についての記事ですが、僕はここでミラノの外食事情についてコメントしたのでここにも残しておきたいと思います。

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人々を動かすのは「感謝」ではない。

気づけばすでに4月。日本では新年度ですね。FBのタイムラインには花見の写真がたくさん見られます。日本を離れて、7年桜を生で見てないわけですね。この時期は目黒川に戻りたい。日本の桜は本当に綺麗で美しい。ついでに寿司、ラーメン、蕎麦、焼肉を食べたい。まあ春に限ったことじゃないんだけど。

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日本人はフィジカルで負けているのか?

サッカー日本代表がW杯アジア2次予選を無事に通過しました。アフガニスタン戦、シリア戦、両試合共に見ました。両国ともポテンシャルあるなーってのが感想です。アフガニスタン、シリアは、共に国の状況がいいとは当然言えません。そもそも国の規模も日本の半分以下、スポーツの環境が整っているはずもないと思います。結果は共に5-0でしたが、個々の身体能力は非常に高い。1対1の場面で負けている場面は多くありました。彼らがスポーツに打ち込める環境が整って、教育レベルが上がれば、どうなることか…僕は今から怖くて仕方ないですね。どなたかが言ってましたね。「最後は個の力」と。

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本物とは、リアルとは何か?

時々、子供達に触れ合うことがある。子供っていろんなことに目を輝かせてるなって。僕らが今まで何とも思わなかったことに対して新しい発見や情動を与えてくれる。あの感動してる姿ってものすごく大事。自分が覚えているのは小学校の頃、学校にオーケストラが来て演奏しにきたことがあって爆睡した(すみません。。)。その当時の僕はそれをリアルに捉えられなかったのだと思う。決してつまらない奴だったわけではないと自分では信じてるけど。きっと目の前で起きていることをリアルに捉えられなかった。仮に小さな部屋の中で、誰かが目の前でピアノを弾いていたら、きっと違ったのかなって。それが例え音大生でも、友達のお母さんでも、ピアノから滲み出る一つ一つの音を感じることができただろう。

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日本酒はどのように地位を確立すべきか?

中田氏が六本木でお酒のイベントをやっていますね。僕の中で彼は完全に「お酒イベント屋」なわけですが、他にも何かやっているのかな。知りたい。「日本の文化のプロになる」と言っているみたいですが、今後に期待です。コネとネームバリュー半端ないんで、個人的には世界でゴリゴリやってもらいたいです。

それでもって、今日は「お酒」の話。前回の「パン」にも通ずるところがあります。Expo中にいろんな日本酒に携わるイベントをやりました。酒蔵さんにもたくさんあって、話を聞いたり、日本酒に詳しいイタリア人もそうでない人ともたくさん話をしました。可能性がたくさんあります。でも、問題もたくさんあります。何か? 続きを読む 日本酒はどのように地位を確立すべきか?

TDLは値上げをしなくても、みんながHappyになれる。

昨日、松山がWaste Management Phoenix Open を制し、自身2勝目を飾りましたね。18番でバーディー取って、勝ったかなと思ったら、そこからのファウラーの粘りが凄かった。プレーオフも4ホール目まで決まらず。最後はファウラーがティーショットを池に入れて万事休すでした。あれだけのアウェイの雰囲気の中、プレーオフ含めノーボギーは凄い。感動。おめでとう。もっと期待しちゃう。その後のスーパーボウルは耐え切れず寝ました…zzz

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