これはイタリア語以外にも当てはまることですが、外国語はその言葉を母国語とする人に習うことは決してオススメできません。外国語できるよって人は今回の投稿をすっ飛ばしてください。
一応、外国語を3ヶ国語勉強した体験談です。フランス語、英語、イタリア語の順に勉強して、逆の順番に現在はよく喋れます。どのラインで喋れるという基準を引くかにもよりますが、最低ラインを日本に興味がない人とコミュニケーションを1対1で取れて、友達になれて、食事に行けるくらいとしましょう。この3ヶ国語はそれぞれ似てるので、費やした時間は全く違います。
そして、この3カ国語を勉強したプロセスが全く違う。フランス語は小さい頃から大学まで勉強し続けました。フランス語圏在住経験は無し、総滞在時間2ヶ月弱くらい。フランス語圏の友達はちらほらいます。英語は大学卒業するまでほぼできず、ロンドンに留学する前に本を数冊ガッツリ勉強して、文法と単語を詰め込んでいきました。在住期間は7ヶ月。イタリア語は無勉強でミラノに来て、一年間週1〜2回90分の授業のみ。今、住んで丸6年。勉強した量はフランス語>英語>イタリア語。この勉強とは座学の話です。
さて本題。語学って何から勉強すべきでしょう?最初の一歩目の話です。母国語のように浴びるほどの環境にいれば何も考える必要はありません。しかし、そうではない場合どうするべきか。巷では英会話教室のCMは溢れているし、ミラノにいてイタリア語を勉強してる人は当然多い。しかし、どこにいようがやることは変わりません。
ではなぜアメリカ人に英語を習ってはいけないのか?答えは簡単で「アメリカ人は英語を外国語として勉強したことがないから。」逆に言えば、僕は日本語教える自信が全くないです。格助詞や助詞、動詞の活用を説明なんてどうしていいかさっぱりです。第二言語の勉強は母国語との比較です。SVOなのかSOVなのかを頭で理解しながら、記憶していくので、自分の母国語の構造が分かっていないと最初はわかりづらい。そして、それを異文化の人に説明するのはすごく難しいんです。よって、日本語オタクのアメリカ人なら問題ないです。ただそんな人は少数で、だったら英語を過去に勉強した日本人に習った方が早いじゃんって話です。
昔、イタリア語の授業中にこんなフレーズを先生が言いました。
Andiamo a ballare. (訳:踊りに行こう。英語: Let’s go to dance)
するとフランス人の子が「へぇ、こんな言い方するのね。フランス語にこんな表現はないわ。」でも、フランス語には非常に似た「On va danser」という表現があるんです。でも、母国語だとすごく気づきづらい。構造として意識しないからですね。だから初歩の初歩は日本人に見てもらった方がいい。それ以降はガンガンその国の人と絡んでください。
次回以降、機会があればどんな勉強法がいいか、自分の頭の中にあることをまとめてみます。
同意です。最低限の文法は自国の人間かもしくは自国のテキストで学んだ方が早いです。自分は座学だけでネイティブと普通に会話できるようになりました。人は無理だという人もいるのですが、独り言でも英語等は話そうと思えばできます。日本の田舎でも一日中英語でぶつぶつ言いながら生活してれば普通に話せるようになります。逆に日本の英語教師とかでも高圧的な教師とかから学ぶとその人の手法で勉強するのでできません。自分でどうやったら一番ベストな勉強法か自選できる人が勉強のできる人だと思います。
こんな化石のようなブログにコメントいただきありがとうございます(笑
そうですよね、言語は自分の思考や事象の可視化ですので、極論、どこにいようが関係ないですよね。常に英語ならそのマインドを保って考える。今ならネトフリやプライム、spotify等で好きなだけ触れられますからね。自分が飽きずに続けられる方法を見つけるのは大事ですよね!
僕は高校の授業で好きだった数学が嫌いになってしまったし、逆にフランス語の先生は厳しかったけど、楽しく学べました。先生や学校との相性は、生徒が選ぶことができない、又は入学 or 授業を受けるまでわからなく、運に左右されてしまいます。今はyoutubeなど、好きな方法でいくらでも学べるので羨ましいです。