6/20よりリーグ戦、13、14日はカップ戦準決勝、17日に決勝。クラブからは批判も。
一時は10万人以上いたcovid-19陽性患者は5万を下回りました。一時は千人近くまで迫った死亡者は昨日は70人まで減りました。そろそろ段階的解除から2週間が経ち、次のステップが見えてくる頃だと思います。
イタリアの中で最も重要なポジションにあるのがサッカーですが、第26節3/9を最後に中断されていたセリエAは、ようやく昨日に再開の目処が経ちました。6/20より27節が開催されます。そして、その前にコパイタリア(カップ戦)の準決勝・決勝が行われます。女子のセリエAは未定。アマチュアは中止が決定。フットサルも中止(プレーオフ昇格県内だったのに…涙)
個人的にはかなりサイコパスな日程だと思ってます。色々な考えがあっての決定でしょうが、3ヶ月中断後の初っ端に負けることが許されないトーナメント(しかも準決勝)を持ってくるのは怪我のリスクが物凄く上がります。まずはの様子見ができませんし、強度も当然上がります。「本番の試合勘」というのはプレーする方からすると非常にセンシティブで重要な要因で、パフォーマンスよりも怪我に直結します。極端に言うと運動会でいきなりかけっこして前に詰んのめって転ぶお父さん状態です。当然トレーニングはしてますが、コンマ秒のスピードで激しくぶつかり合うわけです。一人がそのタイミングを間違えれば、その選手が怪我するかもしれないし、相手の選手を怪我させてしまうかもしれません。
さらに準決勝から中2日!正気か!?いきなり準決勝で中2日で決勝?試合の疲れは基本2日じゃ抜けません。何度も言っているように3ヶ月のブランクの後。練習試合と公式戦ではわけが違う。プロですから準備はしてますが、公式戦はプロでもこなすことができません。3大タイトルの準決勝へモチーベンションを持っていくのも簡単ではありません。
次は運営側の視点から。実は現在、サッカー協会側と放送する側で泥沼の相を呈しています。放映権の約250億円が未払い状態なのです。メインはSky(有料テレビ/ストリーミング), Dazn(ストリーミング), International Management Group (アメリカ)の3社です。この250億円は各チームに分配され、選手の給料等に当てられます。チームのメインの収入源になるために、これが支払われないとチームを運営することができません。ブロードキャスト側からしても、行われていない試合に250億円支払うことは困難でしょう。裁判に持ち込まれるのでは?との報道が出ています。
一方で、通常は有料放送のセリエAを部分的に一般開放するとの報道もあります。まだまだどうなるかはわかりませんが…何よりここまで判断が遅れているイタリア政府には疑問がつきません。選手の安全第一といえ、20代はイタリア全体で12人しかなくなっていません。ほぼ亡くなりません。ピッチ以外ではコントロールが効きます。ドイツのブンデスリーガから1ヶ月の遅れ。常にドイツ頼り感がいなめないです…